目次に戻る

Intel(R) PROSet の使用によるネットワークへの接続


Intel(R)PROSet を有効にしてワイヤレス接続を管理する

以下の説明は、Windows XP を使用している場合に該当します。

プロファイルは、保存されたネットワーク設定のグループです。プロファイルは、[ネットワーク] ページのプロファイル リストに表示されます。ネットワークの接続の優先順でプロファイルを構成できます。プロファイル リストの最初のプロファイルを使用してあるネットワークに接続し、次のプロファイルを使用して別のネットワークに自動的に接続することができます。これにより、1 つのワイヤレス ネットワークから別のワイヤレス ネットワークへ自在にローミングを実行でき、接続が切断されることはありません。 単一のネットワークに複数のプロファイルを割り当てることはできますが、1 つの接続ごとに使用できるプロファイルは 1 つのみです。

  1. Windows XP のデスクトップから、[ネットワーク接続] を開きます。
  2. [ワイヤレス ネットワーク接続] を右クリックして、[プロパティ] タブをクリックします。
  3. [ワイヤレス ネットワーク] タブをクリックして、[Windows を使ってワイヤレス ネットワークの設定を構成する] チェックボックスをオフにします。
  4. タスクバーのIntel(R) PROSet のアイコンをダブルクリックします。
  5. プロファイルを以前に設定した場合は、[ネットワーク] タブをクリックします。プロファイル リストに接続可能なネットワークが表示されます。プロファイルを設定していない場合は、新しいプロファイルの作成を参照してください。

ネットワークへの自動接続

設定サービス機能はバックグラウンドで動作して、プロファイル リストにリストされていない有効なネットワークを自動的に表示します。この方法は、2.4 GHz または 5 GHz の環境で、ワイヤレス アダプタの有効範囲内で使用できるネットワークへの自動接続を提供します。設定サービスは、ワイヤレス アダプタの接続状態を絶えず監視します。ネットワークのプロファイル リストに一致するプロファイルがない場合は、ワイヤレス アダプタの有効範囲内で有効なネットワークのアクセス ポイントとコンピュータ(アドホックモード)を自動的に表示します。802.11a と 802.11b 帯域を使用するワイヤレス アダプタが複数取り付けられている場合は、設定サービスを使用することもできます。

設定サービスの機能:

設定サービスは、次の 2 つの方法で使用できます。

  1. プロファイルのみを使用して有効なネットワークに接続するこのモードでは、設定サービスはプロファイル リストを使用してネットワークのアクセス ポイントに接続を試みます。一致するプロファイルがない場合には、有効なネットワークがダイアログに表示されます。接続せずにこのダイアログを閉じるには、[キャンセル] ボタンをクリックします。アダプタは関連付けないままになり、他の有効なネットワークが検出されない限り、有効なネットワークのリストは表示されません。このモードは、[詳細設定] オプションで設定されます。
  2. 一致するプロファイルがない場合、有効なネットワークに接続する:このモードでは、設定サービスはプロファイル リストを使用してネットワークのアクセス ポイントに接続を試みます。一致するプロファイルがない場合は、設定サービスは有効なネットワークのいずれかに自動的に接続します。このモードは、[詳細設定] オプションで設定されます。

自動接続を有効にする

また、設定サービスは、ノートブック コンピュータがイベントをサスペンド後に、再開の状態を監視します。この場合には、設定サービスが自動接続サービスを再度有効にします。

これらの機能は、コンピュータを再起動後またはサスペンドして再開した後に有効になります。

プロファイル管理機能を有効にする:別のプロファイル管理アプリケーションが検出された際に無効になった設定サービスのプロファイル機能を手動で再度有効にするには、[詳細設定] オプションでこの設定をチェックします。このオプションは、設定サービスの機能を再度有効にするためにのみ使用でき、設定サービスの機能を手動で無効にするためには使用できません。詳細は、「プロファイルの切り替え」を参照してください。

プロファイル管理のオプション

[詳細設定] には、次のプロファイル管理のオプションがあります。

接続されていないときに有効なネットワークを表示する: プロファイル リストに一致するプロファイルがない場合は、設定サービスのダイアログが表示され、使用可能なネットワークを示します。 [今後これを表示しない] をチェックすると、アダプタがネットワークから切断された際に有効なネットワークを示すダイアログが表示されなくなります。設定サービスは操作を続行し、選択モードにより、プロファイル リストのプロファイルを使用するか、有効なネットワークに接続を試行します。 これは、[プロファイルのみを使用して有効なネットワークに接続する] が選択され、一致するプロファイルがない場合には、アダプタはネットワークから切断されたままになります。ただし、[ネットワーク] タブの[接続] ボタンを使用して、有効なネットワークに接続できます。設定サービスのダイアログは、[詳細設定] オプションで再度有効にできます。

プロファイル管理機能を無効にするときに通知する: Windows XP Zero Configuration や AAA クライアントなどの別のプロファイル管理サービスが検出された際に、設定サービスが無効なことを通知するダイアログを表示するには、このボックスをチェックします。通知ダイアログが表示されて、他のサービスが検出され、Intel(R) PROSet 管理の一部の機能が無効になることを示します。 このダイアログで、[今後これを表示しない] を選択した場合は、通知なしに Intel(R) PROSet の機能が自動的に無効になります。このダイアログボックスは、[詳細設定] オプションで再度有効にできます。

別のプロファイル管理アプリケーションが検出されると、PROSet の機能に影響を与えます。

AAA クライアント:

[OK] を選択すると、AAA クライアント アプリケーションがアダプタを管理します。現在の接続は続行されますが、次の Intel(R) PROSet の機能が影響を受けます。競合を防ぐために、Intel(R) PROSet のプロファイル管理機能は一時的に無効になります。これらの機能を再度有効にするには、まず他方の LAN ユーティリティを無効にしてから、次のいずれかを実行します:

  1. Intel(R) PROSet の [詳細設定] から再度有効にします。
  2. コンピュータをサスペンドした後に再開します。
  3. コンピュータを再起動します。

Windows XP Zero Configuration:

影響される Intel(R) PROSet の機能:

注: これらのボタンが使用された場合には、次のメッセージが表示されます。「別の無線 LAN ユーティリティが Intel(R) PRO/Wireless LAN アダプタと通信しています。競合を防ぐために、PROSet はプロファイル管理機能を一時的に無効にしました。」

有効なネットワークのスキャン

ネットワークにすばやく接続するには、[スキャン] ボタンを使用してワイヤレス アダプタの有効範囲内のネットワークのアクセス ポイントを検索します。有効なネットワークが見つかると、ただちにプロファイルなしでネットワークに接続 または 新規のプロファイルを作成することができます。

注: 自動インポート機能を有効にしたプロファイルは、有効なネットワークのプロファイル リストにも表示されます。詳細は、プロファイルの自動配布を参照してください。

有効なネットワークをスキャンするには:

  1. [全般] ページの左側の区画で、ワイヤレス アダプタを選択します。
  2. [ネットワーク] タブを選択します。
  3. [スキャン] ボタンをクリックします。
  4. [有効なネットワーク] ダイアログボックスに有効なネットワーク名が表示されます。
  5. リストからネットワークを選択して、[接続] ボタンをクリックします。有効なネットワークのリストを更新するには、[更新] ボタンをクリックします。
  6. プロファイルを作成せずに接続するには、[いいえ、プロファイルを作成せずに直接接続する] をクリックします。
  7. プロファイル ウィザードを使用して新規のプロファイルを作成するには、[はい、このネットワークのプロファイルを今作成する] をクリックします。
  8. [OK] をクリックして接続します。

アクセス ポイントの使用によるネットワークへの接続

インフラストラクチャ ネットワークは、1 つ以上のアクセス ポイントとワイヤレス アダプタが取り付けられているコンピュータ 1 台以上で構成されます。それぞれのアクセス ポイントは、ローカル エリア ネットワーク(LAN)に有線で接続されていることが必要です。

ネットワークに接続するには、まずプロファイル ウィザードを使用して新しいプロファイルを作成し、次に [接続] ボタンを使用し、作成したプロファイルを選択して、ネットワーク アクセス ポイントに接続します。また、[スキャン] ボタンを使用してネットワークに接続することもできます。詳細は、新しいプロファイルの作成を参照してください。


ピアツーピア(アドホック)ネットワークへの接続

ピアツーピア(アドホック)モードでは、アクセス ポイントを使用せずに他のコンピュータと情報の送受信を行えます。ピアツーピア ネットワークの各コンピュータは、ピアと呼ばれます。

アドホック ネットワークを作成または結合するには、ユーザのパスワードを入力します。ネットワークの関連設定(SSID)、操作モード、WEP 128 ビット暗号化、IP アドレスが自動的に作成されます。ネットワークの接続が確立され、アドホックネットワークの他のコンピュータが許可を与えると、ファイルを自在に共有できます。アドホック ネットワークのすべてのワイヤレス クライアントは、同じネットワーク名(SSID)とチャネル番号を使用する必要があります。許可された 802.11b アドホック チャネルについての詳細は、「アダプタの設定」を参照してください。

 
注: アドホック プロファイルを特定の通信チャネルに設定してスキャン中に別のチャネルにアドホック ネットワークが見つかった場合は、その新しいチャネルを使用して接続されます。[アダプタ設定] に新しいチャネルの番号が表示されます。

アドホック ネットワークの接続または開始

 
注: プロファイルを使用してアドホック ネットワークに接続する方法については、「プロファイル ウィザードの使用によるアドホック プロファイルの作成」を参照してください。

  1. アドホック プロファイルを使用して接続するには詳細は、新規のプロファイルの作成を参照してください。プロファイル リストからアドホック プロファイルを選択して、[接続] ボタンをクリックします。この方法は、プロファイル ウィザードで作成された事前定義のアドホック プロファイルを使用します。アドホック プロファイルは、プロファイル リストに表示されます。アドホック ネットワークを結合すると、最初のコンピュータにより確立された通信チャネルが使用されます。この通信チャネルは、プロファイル ウィザードでアドホック プロファイルを作成したときに選択したチャネルと異なる場合があります。
  2. 1 回のセッションのためにアドホック ネットワークに接続するには詳細は、下記の「アドホック(ピアツーピア)接続の開始」を参照してください。この方法は、事前定義されたプロファイルを使用しません。アドホックネットワークのいずれかに接続するには、[スキャン] ボタンを使用してアドホックネットワークをスキャンして、パスワード(SSID)を入力し、次に [接続] ボタンをクリックして接続します。セッションを終了するには、[閉じる] ボタンをクリックします。

アドホック ネットワークの開始

詳細は、下記の「アドホック(ピアツーピア)接続の開始」を参照してください。

アドホック セッションの終了

アドホック セッションを終了するには、[閉じる] ボタンをクリックします。セッションが終了すると、プロファイル リストから最後に使用されたプロファイルに接続を試みます。

プロファイル ウィザードの使用によるアドホック プロファイルの作成

次に、プロファイル ウィザードを使用して新しいアドホック プロファイルを作成し、アドホック ネットワークに接続する方法を説明します。 また、[スキャン] ボタンを使用してネットワークに接続することもできます。

  1. [全般] ページで、[ネットワーク] タブをクリックします。
  2. [追加] ボタンをクリックします。[一般設定] ダイアログが表示されます。
  3. [プロファイル名] フィールドにプロファイル名を入力します。
  4. [ネットワーク (SSID)] フィールドにネットワークの SSID を入力します。
  5. [アドホック] モードをクリックします。
  6. [このプロファイルをパスワードで保護する] をクリックして、プロファイルのパスワードを設定します。
  7. [TCP/IP と VPN パラメータを設定] チェックボックスをクリックします。これらの設定が不要な場合は、このチェックボックスをチェックせずに手順 9 に進みます。
  8. [次へ] をクリックします。

手順 2(全 4):TCP/IP と VPN クライアント設定

  1. これらのオプションを使用して、TCP/IP と VPN の設定を行います。TCP/IP と VPN の設定のダイアログを開く、または閉じるには、[設定] または [閉じる] をクリックします。
  2. 設定が完了したら [次へ] をクリックします。セキュリティ設定のページが表示されます。

手順 3(全 4):セキュリティの設定

  1. データの暗号化に対し、[なし] か [WEP] を選択します。
  2. [WEP] を選択した場合は、[暗号化レベル] に [64 ビット] または [128 ビット] を選択します。
  3. キー インデックスに、1、2、3、または 4 のいずれかを選択します。
  4. 必要なパス フレーズまたは 16 進キーを入力します。
  5. [一般設定] のページで [パスワード保護] チェックボックスをチェックした場合は、
    [次へ] をクリックして [パスワード] のページを開きます。

手順 4(全 4): パスワードの保護の設定

  1. [このプロファイルをパスワードで保護する] チェックボックスをクリックします。
  2. [パスワード] フィールドにパスワードを入力します。
  3. [パスワードの確認] フィールドに同じパスワードを再入力します。
  4. 設定を確認するには、[戻る] ボタンをクリックします。プロファイルの設定を完了し、[ネットワーク] ページに戻るには [完了] をクリックします。

ネットワークへの接続

  1. [アダプタ] タブでデフォルトの通信チャネルを変更するには: アドホック ネットワークの他のコンピュータが、デフォルト以外のチャネルを使用していない限り、デフォルト チャネルを変更する必要はありません。デフォルト チャネルを変更するには、[アダプタ] タブをクリックし、[ アドホック チャネルの選択] の [設定] をクリックします。操作帯域とチャネルを選択します。[OK] をクリックして設定を保存します。
  2. [ネットワーク] タブを選択します。
  3. 新規のプロファイルを作成したら、プロファイル リストでそのプロファイルをクリックします。アドホック モードを使用するプロファイルには、プロファイル名の横にコンピュータのアイコンが表示されます。
  4. [接続] ボタンをクリックしてアドホック ネットワークに接続します。

アドホック (ピアツーピア)接続の開始

通信を正しく行うには、アドホックネットワークのすべてのコンピュータ/ピアに Intel のワイヤレス アダプタが取り付けられている必要があります。1 回のセッションのためにアドホック ネットワークに接続するには、次の手順に従います。

  1. [全般] ページで、[ネットワーク] タブをクリックします。
  2. [開始] ボタンをクリックします。
  3. テキスト ボックスにコンピュータのパスワード(SSID)を入力します。アドホック ネットワークを作成した場合、他のすべてのユーザがそのアドホックネットワークに接続するには、この SSID と指定された同一の通信チャネルを使用する必要があります。入力した SSID は、確立されたアドホックネットワークの他のユーザが使用している ID と同じにすることもできます。その場合には、使用しているコンピュータがアドホック ネットワークに結合されます。
  4. アドホック ネットワークに結合するには、表示されているアドホック ネットワークのコンピュータのリストでピア名を選択して [接続] ボタンをクリックします。
  5. アドホック ネットワークを確立するには、コンピュータの SSID を入力して、[接続] ボタンをクリックしてアドホック ネットワークの他のユーザをスキャンします。
  6. [ファイルの送信] で、アドホック ネットワークの別のコンピュータにファイルを送信できます。[ファイルの送信] ボタンをクリックしてファイルを送信します。送信するファイルを指定して、[送信] をクリックしてください。
  7. [閉じる] ボタンをクリックしてアドホック ネットワークを終了します。

ネットワークからの切断

ネットワークから切断するには、Intel(R) PROSet の [全般] ページで無線をオフにします。


無線のオン/オフの切り替え

ワイヤレス アダプタのオン、オフの切り替えは、ノートブック コンピュータにオプションで搭載されているハードウェアの無線スイッチや Intel(R) PROSet アプリケーション、Windows オペレーティング システムから行うことができます。

注:ノートブック コンピュータの電源が入っているときは、絶えず無線信号が伝送されます。特定の状況では、飛行機などからの無線信号が妨害を起こすことがあります。無線をオフにして無線信号を出さずにノートブック コンピュータを使用する必要がある場合には、次の方法に従います。

オプションのハードウェアの無線オン/オフ スイッチを使用する

ノートブック コンピュータにオプショナルの外部ハードウェア スイッチが搭載されている場合は、それを使用して無線をオン、オフにできます。このスイッチについての詳細は、ノートブック コンピュータの製造元に問い合わせてください。 Intel(R) PROSet をインストールしてある場合は、無線の現在の状態が [全般] ページに表示されます。

Intel(R) PROSe t を使用して無線のオン/オフを切り替える

Intel(R) PROSet の [全般] ページで無線のオン/オフを切り替えることができます。 ハードウェアに搭載されたオプションの無線スイッチの状態を含む、無線の現在の状態が表示されます。

ハードウェアの無線オン/オフ スイッチ

ハードウェアの外部にオプションで搭載されている無線スイッチの現在の状態により、[全般] ページに無線がオンかオフかが表示されます。

無線のオン/オフを切り替える

注:ノートブック コンピュータの電源が入っているときは、絶えず無線信号が伝送されます。特定の状況では、飛行機などからの無線信号が妨害を起こすことがあります。

無線をオフにするには[全般] ページで [無線オン/オフ] の隣にある [オフ] ボタンをクリックします。

無線をオンにするには[全般] ページで [無線オン/オフ] の隣にある [オン] ボタンをクリックします。

無線がオンのときには、前回のプロファイルを使用してネットワークのアクセス ポイントへの接続が試みられます。アダプタがアクセス ポイントに接続できない場合は、設定サービスが有効なネットワークを検索します。 詳細は、「設定サービス」を参照してください。

タスク トレイ アイコンで無線をオフにする

タスク トレイにある Intel(R) PROSet アイコンを右クリックして、[無線オフ] をクリックします。


Windows で無線を無効にする

Windows オペレーティング システムのデバイス マネージャを使用して、無線を無効にする(機能しないようにする)ことができます。

Windows XP/2000

  1. デスクトップの [マイ コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. [ハードウェア] タブをクリックします。

  3. [デバイス マネージャ] ボタンをクリックします。

  4. [ネットワーク アダプタ] をダブルクリックします。

  5. 使用中のインストールされているワイヤレス アダプタを右クリックします。

  6. ポップアップ メニューの [無効] を選択します。

  7. [OK]をクリックします。

Windows 98/98SE/Me

  1. デスクトップの [マイ コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. [デバイス マネージャ] タブをクリックします。

  3. [ネットワーク アダプタ]をダブルクリックします。

  4. 使用中のインストールされているワイヤレス アダプタを右クリックします。

  5. [プロパティ] をクリックします。

  6. [全般] タブの [デバイスの使用] セクションで [このハードウェア プロファイルで使用不可にする] チェックボックスをチェックします。

  7. [OK] ボタンを 2 回クリックします。


有線アダプタとワイヤレス アダプタの切り替え

アダプタ スイッチング機能では、コンピュータが自動的に有線のアダプタとワイヤレス アダプタを切り替え、移動中にノートブック コンピュータがネットワークに最高の状態で接続を保持できるようにします。アダプタ スイッチングを有効にしたときには、現在使用されているアダプタ以外の他のすべての有線アダプタで DHCP が無効になります。ただし、自動 IP アドレス設定を使用して、別の有線アダプタを使用して接続することができます。

次の Intel PRO アダプタ間で有線アダプタとワイヤレス アダプタを切り替えられます。

有線アダプタとワイヤレス アダプタがともに動作しているときには、デフォルトでは、アダプタ スイッチングは有線イーサネットアダプタを使用します。有線アダプタを取り外すと、アダプタ スイッチングは自動的にワイヤレス アダプタに切り替えます。イーサネット ケーブルを再度つなげると、アダプタ スイッチングは自動的に有線イーサネット アダプタに切り替えます。

[詳細設定] ダイアログの無線の設定を変更して、[アダプタ スイッチング] ダイアログでワイヤレス アダプタと有線アダプタの優先度を設定できます。

また、複数の有線アダプタを取り付けるたり、ネットワークが 802.11a と 802.11b ワイヤレス規格の両方をサポートしている場合は 2 つのワイヤレス アダプタを取り付けることもできます。有線アダプタが取り外されると、コンピュータは最適なデータ通信速度を提供するワイヤレス アダプタを使用します。

無線の設定

1 台のコンピュータに複数の有線アダプタと、1 つまたは 2 つのワイヤレス アダプタを取り付けることができます。アダプタ スイッチング機能を使用して、有線またはワイヤレス アダプタの優先度を選択できます。

アダプタ スイッチング機能が有効な場合には、取り付けられているアダプタは接続指定リストから選択できます。ネットワークの接続指定にアクセスするには、次の手順に従います。

  1. [全般] ページで、[ネットワーク] タブをクリックします。
  2. [詳細設定] ボタンをクリックします。
  3. 表示されているオプションから希望するものを選択します。
  4. [OK] をクリックして設定を保存し、プロファイルのダイアログに戻ります。

アダプタの切り替えの検討

アダプタを切り替えるときには、次の項目を検討します。

2.4 GHz と 5 GHz 帯域の切り替え

Intel(R) PROSet は 802.11a(5 GHz)と 802.11b(2.4 GHz)帯域の切り替えをサポートします。[詳細設定] オプションを使用して、帯域の優先度を定義できます。

アダプタ スイッチング設定の変更

2 つのアダプタが取り付けられている場合は、最初に使用するアダプタを定義できます。[アダプタ スイッチング] ダイアログでアダプタの優先度を設定できます。

アダプタ スイッチング設定を変更するには:

  1. [全般] ページの左側の区画で、ワイヤレス アダプタを選択します。
  2. 左側のウィンドウで、アダプタ スイッチングアイコンをクリックします。
  3. [設定] ヘッダの下にある [アダプタ スイッチング] チェックボックスをクリックします。
  4. 下のアダプタの表示リストで、アダプタの優先度を指定します。
    [アダプタの種類] リストでアダプタを選択し、ダイアログの左側にある上向き矢印と下向き矢印を使ってアダプタの優先度を置き換えます。一番上にあるアダプタが最初に使用されます。
  5. 上の表示リストで、使用するアダプタ名をクリックします。現在のアダプタの接続の状態がアダプタ名の隣に表示されます。
  6.  
    注: 実行中の各帯域で一度に 1 つのワイヤレス アダプタのみ使用できます。

  7. 希望のアダプタに切り替えた後で、[OK] をクリックして、[アダプタ スイッチング] ダイアログを閉じ、[全般] タブに戻ります。


目次に戻る


Copyright (c) 2003 Intel Corporation.